新企画

今年度の4年生は9名。うち、女子学生が7名です。ということで、今年度は誕生日をケーキでお祝いすることにしました。今回の対象者は4名です。ゼミ終了後に机を囲んで抱負を語ってもらいました。早く就職決めて、卒論に専念したい、という思いが多く聞かれました。みんな、頑張ろう。私も頑張ります!
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新年度が始まりました

2015年度は3年生10名(1名の過年度生含む)、4年生9名の体制となりました。新しく研究室に登録された3年生は全員男子です。4年生は7名が女子です。2年ぶりの"男臭さ"の様相です。3年生は徐々に、4年生は社会人の一歩手前の学年として、研究や仲間とのふれあいなどを通して、達成感を得るとともに、自分で考える習慣や集団の中での振る舞いを身につけてもらいたいと思います。

卒業式

平成26年度の卒業式が昨日、25日に行われました。私の研究室からは5名を送り出しました。研究室に入ってきた2年前と比べ、知識もさることながら、人間として大きく成長したことを感じる瞬間です。ゼミや実習、卒論の効果はそれなりにあるんだと。これから彼、彼女らが社会に出て、自分なりにやりがいをもって社会貢献してくれることを期待したいです。
自分にも育て方で反省するところは多々あります。ヒントの出しすぎや答えを先に出してしまう、など。自分で考える習慣をつけさせるためには、教える側にも我慢という訓練が必要です。
今後の成長が楽しみです。

ミ型、杉型

出勤中に発見した、人工的な地質構造の紹介です。

アスファルトに生じた階段状の割れ目。写真の上はミ型、下は杉型と呼ばれています。ミ型は、文字通り、ミの字が連なった形状を示しています。また杉型は、杉の字のつくりの部分(右半分)を連ねたような形をしています。

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これらの形状から、変形が生じた時のズレの向きを推定することが出来ます。
ミ型は、右ズレ(割れ目帯を境に向こう側が右方向にズレる運動)、杉型は、左ズレであることを示唆しています。


いわき調査

3月4日、5日に福島県いわき市に堆積岩のサンプリング調査などを行いました。福島第一原子力発電所の基盤と同じ年代の地層(新第三紀)が主なターゲットです。ここの地質は、比較的厚い泥岩と10cm程度の砂岩の互層です。調査中の秀逸露頭は、酸化鉄を含む地下水の差別的な浸透が観察される露頭です。つまり、地表から浸透した酸化性の地下水が上述の泥岩、砂岩の透水性に応じて浸透深さが変わった結果と解釈されます(下の写真)。

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更に別の露頭では、堆積岩中の割れ目に沿って浸透した地下水(赤茶けているので、こちらも酸化鉄を含む地下水と推察されます)が周辺母岩に拡散している様子が観察されました(下の写真)。

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上記のような物質移動がどれくらいの速度で生じているのかについては興味のあるところです。


さて、最大の目的であった砂岩、泥岩のサンプリングは無事完了しました。また、ラッキーなことに、砂岩と泥岩の境界部分もサンプリング出来ました。更に堆積岩の硬岩も比較のためサンプリングしました。

今後、透水係数などの物性値を取得していく予定です。

いわきへ

今日、明日はいわき市で調査です。1Fの基盤と同じ堆積岩を探して、サンプリングします。併せて花こう岩中の亀裂、湧水、真砂もサンプリング予定です。石切場にもコンタクトとれて、見学許可いただきました。

GEO-Schooling netに登録

学内でJABEE幹事長をやっていることもあり、継続研鑽を意識的に率先する必要があるとの思いから、(遅まきながら)この度GEO-Schooling netに登録しました。学生に見本を見せなければ。。